昨日の運動音痴の記事の後、Facebookでも自称運動音痴でした(です)。の皆さんとやりとりする中で
某運動音痴さんは運転も酷くヘタだったことを思い出しました。
その時教習所でお世話になった先生でとても強く記憶に残っている方がいます。
教習所に通い始めたのは、結婚後の20台半ば。義実家は車移動が主体で、自分でも運転できたら動きやすいと思ったからでした。
しかし体育の成績は万年アヒル(=2)ということで、教習所でも残念な運転ぶりを見せ、グダグダ。
加えて週末しか通えず、同時期に入学した方々が次々と仮免に合格して
路上デビューする中、
相変わらず所内をグルグル回っていました。
教習所の先生は日によって変わるのですが、
中にはボロカスに言ってくる先生もいました。
教習所としても早く追い出し(卒業)させたい出来の悪い生徒でしたから、
ボロカスに言ってくる先生には担当して欲しくない。と言ったところ
何人か先生をご指名できることになりました。
その時になぜか頭に浮かんだのがK先生でした。
K先生は小太りでパンチパーマ、指にはごつい金のリング…
教習所のエンブレム入りのスーツは着ているものの
どう見てもその筋のお方
なのです。
すっごくビビりました…
なので、一番初めに会った時はミスしたら怒鳴られるんじゃないかと怖くてたまらず、
ビクビクしながら運転していました。
ところが、先生意外にフレンドリーなのです。
「へー、おおやさん出版社(当時)に勤めてるんだ。好きな本とかあるの?
俺はさ、この前『◯◯』(いかにも任侠ものっぽいタイトル)読んだんだけど、なかなか良かったぜ」
こんな感じです。
私のダメな運転にも声を荒げたりしません。
「今のは危ないな。こうしてみようか」
と、落ち着いて教えてくれます。
こうして何回か教習を担当していただくうちに信頼できる先生との思いが強くなり、
ご指名に至ったのです。
15年程前の話なので、まだご指導を続けていらっしゃるのかは分からないのですが、
最初のマイナスな印象(見た目がこわそう。運転ヘタだと怒られるんじゃないか)から好印象(落ち着いて教えてくれる、怒らない、冷静、時には世間話で場を和まそうとしてくれる)に変わった思い出深い先生でした。
人は初めて会った時の
見た目の印象が8割とも9割とも言われます。
そのため、はじめの印象がいまひとつだと、良い関係を築くのが難しいこともあります。
それでも、諦めることはありません。
じっくりと関係を築く中で
はじめの印象から変化して、
良い方向に向かう場合もあるのです。
印象は大切です。
でも、それがすべてではないことだってあると知った出来事でした。
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