中2の主人公の「あたし」(ルミ)が放送作家の父親と2歳の妹とパリに行くことになり、
そこで繰り広げられる珍道中。というような話です。
話の舞台はパリからオランダのアムステルダム、そしてルーマニアまで広がり、事件に巻き込まれていきますが、
テンポの良い文でサクサク読めます。
作者の小林信彦さんは小さい頃から落語好きだそうなので、読みやすさはそこから来てるのかもしれません。
イラストは実弟でイラストレーターの小林泰彦さんが描かれていて
ゆるっとしたタッチがストーリーによく合っています。
1973-74年に書かれているので、旅程に時代を感じるのも逆に新鮮で面白い!70年代のギャグも入ってます。
今でこそ羽田発着国際線も増えてきたけど、
この時代はもともと空港は羽田のみ(成田空港ができるのは1978年)。
パリまでの経路がモスクワ経由だったり、
モスクワのあるロシアはまだソ連でした。
パリの空港はオルリー空港。
シャルルドゴール空港(ロワシー)ではない。
機内で普通にタバコ吸ってる!(日系大手二社JAL.ANAの完全禁煙は1999年)
で、読了した感想としては
せっかくなので前二作(「オヨヨ島の冒険」「怪人オヨヨ大統領」)も読んだ方がいいってこと。
シリーズものあるあるなのですが、
「お前はあの時の!」
とか
「この前は〜」
なんていう描写がちょこちょこ出てくるのですよね。
前二作は最寄りの図書館にはなくて取り寄せになるのですが、
この際予約してしまおうか。と思ってます。
秋の夜長の三部作。※註
家に居ながらにして大冒険できるのも読書の醍醐味です。
2歳の妹リサが文中でやたら「赤ん坊」と書かれてるのですが、
おしゃべりは上手だし、何でも食べるし、トイレに行きたいと言えるし、
全然「赤ん坊」ではありません。
年明けに4歳になる我が家の次女、師範。いまだに食べ方は汚いし、イヤイヤも酷い。
しかも14歳主人公の父は40歳。若い!!
これも時代かなー。
※三部作と書きましたが、オヨヨ大統領シリーズとしては実質8冊目まで刊行されているようです。
ただし、4冊目以降は大人向けミステリーの趣向が強いようで、子どもでも楽しめるのはこの「オヨヨ城の秘密」までになります。
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