というわけで、高速教習の話です。
何でこんなことになってしまったかというと、
事の発端は教習シュミレーター。
他の所は分かりませんが、
私の通っていた自動車学校では
マニュアル免許コースも高速だけはオートマ運転という決まりがありました。
その前哨戦としてシュミレーター教習があったのですが、
めちゃくちゃ運転しにくい！！
まあ私のドライビングテクニックがないから仕方なしなんですが、
最後は壁にゴリゴリこする効果音とともに教習終了。
高速で壁にゴリゴリ…
実際なら多分死んでますがな！！
先生からも散々ダメ出しされて
ここで、一気に恐怖倍増。
そんなガクブル状態の中、
次回は実地教習です。
学科の時にも
「高速は時速100キロでみなさん走ってます。
100キロで事故ったらまず死にますからね！
安全運転で！」
とか聞いたこともあり、
おいさんのことを見つめながら(おいさんに不審がられながら)
「嗚呼、数日後にはもう会えないかもしれない…」
このままでは私は生きて帰ってこれるのだろうか…と、恐怖にかられる夜を過ごしたのでした。
そして迎えた高速教習の日。
先生1人につき生徒2人。
高速は行きと帰りで生徒が交代して運転します。
生徒は私ともう1人大学生ぐらいの若い兄ちゃん(以下学生くん)でした。
早く終わりたい…という私の願いも虚しく、
「はい、じゃあ学生くんから！」と先生のご指名があり、
私は後部座席でビクビク。ダンゴムシ状態でした。
学生くんの運転が終わり、私の番です。
何とか流れに乗って走るも
こええーっ！！
自分では速度上げてるつもりでもやっと80キロ。
渋滞の先頭になりかねない速度です。
先生からも
「遅い！100キロ出せ！」とハッパをかけられますが、怖くてたまらん。
とうとう
「すみません！今とても緊張してて怖くてたまりません！
100キロ出すの怖いです！！」
と最後はかすれ声になりながら叫んだのです。
…すると…
「よし、落ち着いてやってみろ」
先生の態度が軟化。
帰りの一般道も学生くんと交替しながら運転でしたが、
学生くんにはチクチク言いつつも私はあまり注意された記憶はありません。
こうして高速教習から生還したのでした。
結局私が高速を運転したのは後にも先にも
この教習の一回だけです。
まず最初の流れに入るのがどう考えてもできないのです。
おいさんからは
「ほんとに免許持ってるのか？」と聞かれる始末。
こんな私は
最近やっとインターチェンジとジャンクションの意味がわかりました。
出産の時も二回死を覚悟したけど(予定帝王切開だったので、全身麻酔から醒めなかったら…とはちょっと心配に)、
高速教習の恐怖には全くおよばず。
人生90年としても前半で既に三回死を覚悟(内二回はライトバージョン)してるので、
今後はそこまでの恐怖体験はないだろう。と今では脳天気に考えているのでした。
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