楽しいはずのオヤツの時間なのに、
涙をポロポロこぼしながら食べている園児。
しかも普段ならあっという間に食べられる量なのに、あまり減っていません。
なんでだろう？
ふと前を見ると、鏡が見えました。
保育室に手を洗う用の水道があるのですが、
そこの真正面に座っていたから
その子自身が鏡に映っていたのです。
いつもはみんなで楽しいオヤツ。
でも、今日はひとりぼっち…。
「ねー、もしかして○○くん、さみしくなっちゃった？」
その子はコクンとうなずきました。
じゃあさー、先生がお席動かしてもいいかな？
…うん。
鏡に映らない席に移ってもらうと、
涙も止まり、オヤツもパクパク食べ始めてあっという間に完食です。
そうこうしているうちに会議も終わって担任の先生が戻って来ました。
顔だけ少女マンガ風…
保育って案外特別なことじゃないのかも知れない。
ほんの少し
環境設定を変えるだけで
オヤツを楽しく食べられるんだ。
私にもできる…かな？
そう思った出来事でした。
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